私のオーガニックサロン『Harmony with Earth』は口コミと紹介のみで運営しています。あまり大々的に宣伝をしていませんが、肌荒れや乾燥に悩むお客様が比較的多くご来店くださいます。
そして、オーガニックコスメに切り替えたいけれど、一般に知られている化粧品(ケミカルコスメ)と果たしてどのような違いがあって、どのような順番で切り替えるのが良いか、自分の肌の状態は今どうなっているのか、など、さまざまなことにとても不安を募らせて、ご来店くださる場合がほとんどです。
その際にサロンでは、オーガニックコスメのカウンセリングとフェイシャルトリートメントをセットで受けていただく場合が多く、お使いの化粧品のブランド名や形状、使い方などを一通り把握した上で、実際にクレンジングして素肌を観察、トリートメントで肌傾向を確認します。そして、その方にオススメのオーガニックコスメブランドや、ケミカルコスメから切り替える順番などをご説明しながら、一緒に組み立てていきます。
ちなみに、サロンで販売する化粧品にこだわらずお客様の肌質にあったものをオススメしていますので、購入先としてラブピープラネットさんをご紹介することが多いですね。なぜって? もちろん良質なオーガニックコスメばかりが勢揃いしているからです!!
今までケミカルコスメを使用していた方がオーガニックコスメへ我流で切り替える場合、人によっては肌状態が以前より悪化し、「オーガニックコスメが私の肌には合わなかった!」と、とてもがっかりしてしまうことがあります。そんな話を耳にしたとき、私はとても悲しい気持ちになります。なぜって、正しい知識をご存知であれば、化粧品についての知識がもっと一般に広まれば、そのような誤解を生まずに済むと感じるからです。
オーガニックコスメが肌に合わなかった?それは違います。ケミカルコスメとオーガニックコスメの目的と構造の違いを知らない場合、そのように勘違いされてしまうのです。
そこで今回は、ケミカルコスメとオーガニックコスメの違いを、少しご紹介したいと思います。
ケミカルコスメには、化学的に合成された、石油由来の成分が多く含まれています。「石油だって天然の鉱物じゃない!?」と思う人も中にはいると思いますが、歴史を読み解くと、とても不安要素が多い成分ということがわかります。
植物の天然成分は、はるか昔からずっと愛され親しまれてきたもので、エジプトのクレオパトラが 化粧品として使用していたという文献が残っています。 植物成分は歴史から安全性が保障されているのに対し、石油由来の成分は実はまだ歴史も浅く、化粧品に使用され始めてからおよそ100年、日本で使われだしてから、まだ60年も経っていません。また、工業用の廃材であった石油成分の再利用法として、石油を加工させて粧材を作り出したという始まりがあるともいわれます。
今現在、ケミカルコスメを使っていても肌トラブルの出ない方も多くいらっしゃいますが、完全に安全だと決められるだけの年月や、安全性の確証が得られていないものを使っていることになります。ですから将来的にそれが何らかのトラブルにならないという保証はない、ということもしっかり自覚して使った方が良いだろうと思います。
今では発ガン性物質として使用禁止になっている「アスベスト」だって、最初は安全とされて世界中の家屋に使われていたのです。後になって危険性がわかる……これは、歴史の浅い化学分野においてはよくあることのようですが、壁は塗り替えられても、肌を取り替えることはできません。
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