本当は恐い!ケミカルコスメのカラクリ
壁は塗り替えられても、肌を取り替えることは出来ないケミカルコスメのカラクリ肌の内側から本来の力を引き出すために


ケミカルコスメのカラクリ

ケミカルコスメの多くに含まれる化学成分の合成界面活性剤や溶解剤は、肌の角質層のバリアーを徐々に溶かし、有害な化学物質の浸入を許してしまうものです。私たちの肌の仕組みは、複雑なようでいてとてもシンプルです。

健康な皮膚に水を一滴たらすと、盛り上がってなかなか浸透しないのが普通です。これは、表皮が皮脂腺から分泌された油分で覆われ、ワックス状になっているからです。(試しに手の甲に水をたらしてみてください!)

健康な肌は、自分で作る油分によって守られ、余分な成分が真皮に届かないように自らを守る機能(ホメオスタシス)が備わっています。しかし、その油分を溶かしバリアー機能をわざと弱めるように働くのが、溶解剤や合成界面活性剤の作用です。

そうして、肌に輝きとハリが戻ってきたように見せかけるポリマーやシリコーンなどの化学成分を角質層に染み渡らせ、見た目はとても美しいようにみせています。

このポリマーやシリコーン類は肌にぴったりとラップを張るように膜を作るため、つけているときは非常に潤ったように感じられますが、皮膚呼吸を妨げてしまうため肌の新陳代謝が損なわれます。

また、化粧を取るにはクレンジングに強い合成界面活性剤が必要で、使い続けることにより肌のバリアー機能は失われてどんどん乾燥していきます。その乾燥を補うために、さらにポリマーやシリコーン、ミネラルオイル(鉱物油)などでぴったりと膜を作り、潤ったように感じさせる……このエンドレスな悲劇のからくりから、一刻も早く脱出することが美肌の第一歩です。
プロピレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムの役割

私たちの皮膚の細胞膜は主にリン脂質と呼ばれる脂質で構成されています。ケミカルコスメに含まれる溶解剤や合成界面活性剤 はリン脂質を一時的に溶かすので細胞内に化学物質が浸入しやすくなります。

角質層のバリアーは外部からの異物の侵入を遮断していますが、ケガや病気のときは薬を素早く皮膚から体内に浸透させ、患部を治す必要があります。

そのために有効性が認められ、角質層のバリアーをあえて取り除くために開発されたのが、溶解剤として使われるプロピレングリコールや合成界面活性剤のラウリル硫酸ナトリウムなどです。

これらは、体に有害な化学物質ですが、病気や怪我を治すことが重要な先決課題である場合は、患部が完治すれば薬剤が必要なくなることから、緊急処置として一時的に適量を処方して安全な範囲内で使用するのが望ましいとされています。

しかし、問題なのはプロピレングリコールやラウリル硫酸ナトリウムが、化粧品からシャンプー やリンス、入浴剤にいたるまで、ありとあらゆる日用品に安易に使われていることです。化粧品やシャンプー などは、毎日使うものです。使用頻度や量も使う人に任せ、薬とは違い一生使い続けることになります。

そうして使えば使うほど、有害物質は経皮毒となって少しずつ確実に皮膚のバリアーを通り抜け、体内に侵入し、ほとんど排出されることなく蓄積していくことになってしまうのです。

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