取り扱わない15成分

私たちは製品開発にあたり、次の15項目の化学物質を取り扱わない成分として定めています。
発がん性物質や環境ホルモンなどの疑いのある成分は一切使用いたしません。

取り扱わない15成分一覧

発ガン性の疑いがある

環境ホルモンの疑いがある
※環境ホルモンとは生物のホルモンの働きを狂わせてしまう科学物質。

品質を保つ(防腐、酸化防止)

  • 1. パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)

    発ガン性 環境ホルモン
    用途 あらゆるスキンケア用品の防腐剤
    懸念 わずかながらエストロゲンの働きをする(環境ホルモン)。また、乳がん組織からパラベンが検出された例がある。
    配合成分例 メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルパラベン
  • 2. 安息香酸及びその塩類

    発ガン性 環境ホルモン
    用途 食品、スキンケア用品の防腐剤
    懸念 ビタミンCと一緒に摂ると発ガン性物質をつくる可能性。皮膚や粘膜に刺激が強く、喘息や皮膚炎との関係が疑われている。
    配合成分例 安息香酸、安息香酸Na(安息香酸ナトリウム)、〇〇パラベン(〇〇には様々な名称)、安息香酸ベンジル
  • 3. 殺菌剤(トリクロサン等)

    発ガン性 環境ホルモン
    用途 薬用石けん、歯磨き、デオドラント、マウスウォッシ等の殺菌成分
    懸念 防腐剤(菌を増やさない)と違い、菌を殺す働きがある。そのため耐性菌*を産み出す強い懸念。常在菌(肌の善玉菌)も殺菌し、免疫力低下の恐れ。* 抗生物質に抵抗力を持ち、薬が効かない菌
    配合成分例 薬用石けんに配合が禁止された19成分(トリクロサン、トリクロカルバン、ポビドンヨードなど)の他、イソプロピルメチルフェノールなど
    経緯 トリクロサンなどの代替成分として薬用石けんにイソプロピルメチルフェノールが広く使われています。しかし、FDA(アメリカ食品医薬品局)は広範囲な検証を実施し、薬用石けんは、通常の石けんと効果に差がなく、使用する意味がないと結論づけています。わたしたちもFDAの意見に全面的に賛同し、薬用石けんを使う必要はないと判断します。
  • 4. 合成酸化防止剤【BHA、BHT、没食子酸プロピル】

    発ガン性 環境ホルモン
    懸念 代表的な合成酸化防止剤(オイルの酸化を防止)の懸念
    没食子酸プロピル:エストロゲン拮抗性(女性ホルモンを遮断)の疑い。
    染色体異常を起こす懸念。
    BHT:催奇形性(奇形の原因)及び、ガンを誘発する懸念。
    BHA:発ガン性の懸念。最も広く使われている酸化防止剤。原材料の段階で配合され、キャリーオーバーのリスクが高い。
  • 5. シリコーン等合成ポリマー(合成樹脂の高分子ポリマー)

    用途 スキンケア、ヘアケア、メイクなどあらゆる化粧品において潤い、ハリ・艶を演出
    懸念 密着力が強く非常に落としづらい。
    長期使用のリスク:
    (1)ターンオーバーを乱し過剰角
    (2)皮脂分泌の低下による乾燥
    (3)肌のバリア機能の低下
    配合成分例 シリコーン系:メチコン、ジメチコン、シクロメチコン、シロキシケイ酸等
    その他合成ポリマー:カルボマー、アクリル酸など

使用感を良くする (合成界面活性剤などによる 乳化・保湿・発泡・滑剤など)

  • 6. DEA、TEA、MEA(エタノールアミン類)

    発ガン性
    用途 シャンプー、ローション、クリームなどの洗浄剤、乳化剤、起泡剤、湿潤剤
    懸念 保管中に他の物質と反応して強い毒性のあるニトロソアミンを発生するリスク
    配合成分例 コカミドDEA、コカミドMEA、セチルリン酸DEA、オレス-10リン酸DEA、ラウラミドDEA、ラウリル硫酸TEAなど
  • 7. ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)、ラウリル硫酸TEA

    環境ホルモン
    用途 合成界面活性剤;シャンプー、リキッドソープ、歯磨きなどの洗浄成分
    懸念 【歯磨き】口の粘膜を刺激し、潰瘍性口内炎のリスクが高まる。歯磨き後に味が変わるのはSLSが味蕾(味を感じる場所)に損傷を与えるため。以前はシャンプーなどにも多く使われていた。強い刺激から目の炎症や皮膚炎の原因になる。
  • 8. PEG系(ポリオキシエチレングリコール、ポリエチレングリコール)

    発ガン性
    用途 様々なスキンケア用品の界面活性剤、乳化安定剤、粘度調整剤として使用される合成ポリマー
    懸念 発ガン性のある1,4-ジオキサンに汚染されているリスク
    配合成分例 セテアレス〇〇、ラウリル硫酸ナトリウム、オレス〇〇、キシノール、オキシノール、ミレス〇〇、ラウレス〇〇、ポリソルベート
  • 9. タルク

    発ガン性
    用途 ファンデーションやベビーパウダー、制汗剤などの滑剤
    懸念 アスベストと似た性質を持つ繊維が化粧品グレードのタルクにも含まれる可能性がある。また、因果関係は証明されていないものの、タルクを膣近くでつかうと卵巣ガンの罹患率が高まることが統計学的に示されている。
  • 10. その他石油系化合物【PG(DPG)、ミネラルオイル、石油系溶剤】

    発ガン性
    懸念 ■プロピレングリコール(PG)/ジプロピレングリコール(DPG)
    保湿剤、殺菌剤、溶剤。肌浸透性が高く、経皮毒性が懸念。

    ■ミネラルオイル
    肌表面をフィルムのように覆う。発ガン性物質の多環式芳香族炭化水素(PAHS)が混入しているリスク。

    ■石油系溶剤
    アセトン(除光剤)、イソプロピルアルコール、トルエン(染毛剤)、キシレンなど;強い毒性。のどや目などの粘膜を刺激。頭痛、疲労、大量に吸引した場合には急性中毒。

香りや色を良くする

  • 11. 合成香料

    発ガン性 環境ホルモン
    用途 あらゆる製品の香りづけ
    懸念 副作用の多くは香料が原因。少量で刺激や毒性がある。
    例)フタル酸エステル類:代表的香料;環境ホルモンの疑い
    アルデヒド類:遺伝毒性や発ガン性の疑い。
    問題点 様々な科学物質から作られる化合物に関わらず「香料」と一括表記。そのため配合されている香料が表示から判断できない。
  • 12. 合成着色料

    発ガン性 環境ホルモン
    用途 あらゆる製品の着色
    懸念 発ガン性が確認されたものもある。また頻繁にアレルギーの原因となる物質。紫外線と反応し黒皮症の原因になるものも。
    配合成分例 タール色素:色の後に1桁または3桁の数字で表される(青1、赤203など)・赤◯、青◯、黄◯、緑◯、紫◯、黒◯、橙◯、緑◯(◯は数字)。
  • 13. ヘアダイ(染毛剤)

    発ガン性 環境ホルモン
    ヘアダイは身近にある最も危険な化学物質の一つです。アゾ染料やコールタール染料など発ガン性が確認されている成分が含まれる。アレルギー反応を頻繁に引き起こす。
    配合成分例 1.〇〇ジアミン
    パラフェニレンジアミン(PPD)、オルトフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、ジフェニルアミンなど
    2.〇〇フェノール
    アミノフェノール、2-アミノ-4ニトロフェノール、3.3イミノジフェノールなど
    3.その他
    1-アミノ-4メチルアミノアントラキノン、レゾルシン、ピロガロールなど

その他

  • 14. サリチル酸及びその塩類

    用途 防腐剤、剥離剤(角質を溶かすピーリング剤)、浸透促進剤、ニキビ対策用品
    懸念 反復使用で肌のバリア機能が損傷し、紫外線のダメージや刺激に敏感になる。毒性が強く、皮膚には強い刺激。
    配合成分例 サリチル酸、サリチル酸Na(サリチル酸ナトリウム)
  • 15. 紫外線吸収剤

    発ガン性 環境ホルモン
    懸念 ■パラアミノ安息香酸(PABA)及びPABA派生物:
    発ガン性のあるニトロソアミン発生の可能性
    ■オキシベンゾン(ベンゾフェノン3):
    ホルモンの損傷。ガンとの関係に疑い。
    ■アヴォベンゾン(パラソル1789):
    強力な活性酸素を発生。
    ■サリチル酸フェニル:
    強い刺激。アレルギーリスク高い。
    ■メトキシケイ皮酸オクチル:
    環境ホルモンの危険性